ケアンズのダイビングクルーズ

ケアンズのダイビングクルーズの概要

ケアンズでのダイビングクルーズは大きく分けて2通りです。「オーシャンクエスト」や「プロダイブ」など、日帰り圏内をダイブクルーズで楽しむ、比較的短期間のクルーズと、「スポイルスポート」、「スピリットオブフリーダム」など、日帰りではアクセスできないエリア、コッドホールやコーラルシーなどへの4日間以上の日程が必要なクルーズです。
日帰り圏内をクルーズする場合でも、ケアンズから片道90分のボートでの移動を考えれば、かなりのメリットです。しかも船中泊ですから、ナイトダイビングもでき、ダイビング本数も増やせます。1泊2日の最短トリップでも6ダイブ可能ですから、ダイブ本数から考えれば、コスト的にもかなり安いものとなります。「オーシャンクエスト」は、ボート自体はアウターリーフを周遊していて、お客様は日帰りダイビングも兼ねた送迎専用ボートでの送迎となります。したがって、滞在日数は、自由に設定できます。「プロダイブ」の場合は、クルーズ船を3隻所有し、2泊3日のトリップを週6回実施しています。コッドホールやコーラルシーなどへ出かけるクルーズは、3泊4日、あるいは4泊5日の設定になっていて、その両方を組み合わせた7日間というトリップもあります。
スポイルスポート」、「スピリットオブフリーダム」は、ケアンズの北に広がるリボンリーフと、その最北端に位置するジャイアントポテトコッドで有名なコッドホール、グレートバリアリーフの沖合いに浮かぶコーラルシーまで移動します。コーラルシーではシャークフィーディング(サメの餌付け)も観られます。これらのクルーズでは、ボートでの移動時間を少なくし、ダイビングに費やせる時間をなるべく多く取れるように、ボートの停泊地までチャーター機で移動する場合もあります。「スポイルスポート」、「スピリットオブフリーダム」がそれに当たります。このチャーターフライトの費用もクルーズ代金の中に含まれます。
スポイルスポート」、「スピリットオブフリーダム」では、1年の内、天候が最も穏やかとなる10月~12月の時季、普段のクルーズではアクセスできないような遠隔地への7日間以上のクルーズも設定されます。
各クルーズ船とも、6月~7月にかけてのミンククジラの回遊シーズンには、ミンククジラに的を絞ったミンククジラツアーも開催しています。

各クルーズ船の運航エリア

オーシャンクエスト

日帰りでアクセスできるケアンズの北側の3つのリーフ、ノーマンリーフ、サクソンリーフ、ヘイスティングリーフを周遊。ボートは、常時、リーフ周辺に滞在し、日帰りのダイブボートで、毎日送迎を行うので、最短1泊2日で、好みの日程に応じて滞在日数を調整できる。
時季により、期間限定で、ミンククジラツアーやリボンリーフへの長期クルーズも実施。

プロダイブ

日帰りでアクセスできるケアンズの東側のリーフ、テットフォード、ミルンリーフ、フリンリーフ周辺を2泊3日で周遊。3隻のクルーズボートを運航し、火曜日以外、毎日運航。
時季により、期間限定で、ミンククジラツアーやリボンリーフへの長期クルーズも実施。

スピリットオブフリーダム

ケアンズ、リザード島間のリボンリーフとコーラルシーを1週間で周遊。片道はチャーター機を利用し、3泊4日、もしくは4泊5日での運航。
期間限定で、ミンククジラツアーやリボンリーフへの長期クルーズも実施。

スポイルスポート

スピリットオブフリーダム同様、ケアンズ、リザード島間のリボンリーフとコーラルシーを1週間で周遊。片道はチャーター機を利用し、3泊4日、もしくは4泊5日での運航。
それ以外に、不定期運航として、オーストラリア最北端のヨーク半島までもカバーする長期クルーズ、レックダイビングを楽しめるヨンガラレックへのクルーズ、ミンククジラクルーズなども運航。ケアンズにあるダイブクルーズの中では、最もバラエティーに富んだ運航スケジュールを持つ。

上記地図の案内
●黒のポイント --- ケアンズ
●赤のポイント --- 北から順に、木曜島、リザード島、タウンズビル。長期クルーズのベースとなる場所
●青のポイント --- スピリットオブフリーダムとスポイルスポートがメインで運航しているケアンズ、リザード島間の3泊4日、4泊5日のクルーズで訪れるダイブポイント
●緑のポイント --- スピリットオブフリーダムとスポイルスポートにより不定期で運航される長期クルーズのポイント

ダイブクルーズ参加に際して

ダイビングポイントと安全対策

ダイビングポイントは、さほど難しいポイントは多くありません。水中ガイドに関しては、無料のボートもあれば、有料のボートもあります。ダイビング中は必ず監視のスタッフがボートに待機していますし、ダイビング中はレスキュー用ボートを水面に待機させる決まりになっています。それにダイバーは必ずシグナルフロートを携行する決まりになっていて、個人器材としてお持ちでない方はレンタルしてくれます。もちろん使用方法等は、ダイビング前のブリーフィングで説明があります。ダイビング前の ブリーフィングではポイントの詳細がホワイトボードに書き込まれ、それを見ながら説明してくれます。
こういった点では、各ボートとも、安全管理にはかなり気を配っています。この際、ガイドなしのダイビングに挑戦してみるのもいいかも知れません。各ボートとも安全には細心の 注意を払っていますが、万が一の場合に備えて、旅行傷害保険には必ず御加入下さい。

ダイビングスタイル

乗船するとすぐに、ダイブデッキにあるタンクラックから、ダイバーの体格に合わせてタンクが割り振られます。このタンクとタンクラックは、下船するまで継続して使用できます。従って器材のセッティングはその都度、行う必要がなく、エキジット後、レギュレーターのファーストステージをはずしておけば、スタッフがエアーの充填後、ファーストステージを元に戻して おいてくれます。通常は、そのタンクラックの椅子の下が器材保管用のスペースになっているのでメッシュバッグも必要ありません。
ガイドが必要ない場合は、バディー毎でダイビングを楽しむこともできます。お一人で参加の場合は、スタッフが、他にご参加のダイバーの方とバディーが組めるよう、割り振ってくれます。もちろんナビゲーションに自信のない方は、インストラクターと一緒にダイビングできます。水中ガイドは、無料で行ってくれるボートと、有料となるボートとあります。ガイド付きのダイビングを御希望の方は、事前にチェックしておいてください。基本的に深度、潜水時間等は 自己管理です。

ダイブクルーズのボートに関して

ケアンズのダイブクルーズ用のボートは、宿泊する部屋のタイプにより料金が異なります。ダブルベッド仕様のツインルーム、ツインベッド仕様のツインルーム、あるいは4名1室、また、トイレ、シャワーの有無などです。ラウンジやバースペースもあり、ダイビングの合間の休憩時間も、快適に過ごせるようになっています。ラウンジには各種書籍やAV機器も揃っています。
朝、昼、夜の食事の他に、ティータイムの時間にも何かしらのサービスがあります。特にコッドホールなどへ出かける長距離クルーズでは、各ボートとも食事にはかなり気を配っていて、お客様からも好評です。
カメラのバッテリー充電が可能なコンセントは、各部屋、ラウンジ等にあります。オーストラリアの一般家庭と同じもので、通常240ボルトです。コンセントの形状が違うので 日本製品をご利用の場合はアダプターが必要ですし、240ボルトの電圧に対応できない電化製品は変圧器が必要です。

手荷物の持込について

基本的に各クルーズ船の客室は、ホテルの客室ほど広くはありませんので、荷物は、コンパクトにまとめておいた方がいいでしょう。各クルーズとも、出発前のチェックイン手続きの際に、クルーズに不要な荷物は預かってくれますので、クルーズ出発日当日、船内に持ち込む荷物と、持ち込まない荷物を分けておいたほうがいいかもしれません。
ケアンズ近郊エリアをクルーズするオーシャンクエストやプロダイブは、終始、ボートでの移動になりますので、スーツケースのままで乗船することも可能です。スピリットオブフリーダムやスポイルスポートでは、クルーズ前、あるいはクルーズ終了後、チャーター機での移動となりますので、持ち込める荷物には重量制限がありますし、スーツケースのようなハードケースですと、飛行機の格納庫に荷物が納まりきらない場合もありますので、ソフトケースを御用意下さい。(コロナウイルス感染の予防のため、チャーター機での移動を含んだスケジュールを、ボートでの移動のみのスケジュールに変更したクルーズもあります。詳細は、お問い合わせください。)
ホテルからピックアップされてクルーズに参加される方で、クルーズ終了後も同じホテルに宿泊予定の方は、不要な荷物をホテルに預けることも可能です。

ダイビングライセンスを持たない方の参加について

ダイビングライセンスを持たない、シュノーケリングや体験ダイビングのみのご参加も可能です。体験ダイビングに関しては1ダイブ毎の料金が設定してあります。シュノーケリングはもちろん随時可能です。クルーズ代金は、通常のダイバー向けの価格より安く設定されています。

 

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